ホームページ制作後の管理費や維持費の相場と内訳について
更新日:2024.05.19
ホームページ制作は制作したら終わりではなく、その後管理・維持をしていく必要があります。
制作したホームページの環境にもよりますが、管理・維持していくためにはそれなりの費用がかかってくることになります。
そこでこの記事ではホームページ制作後の管理費や維持費の相場と内訳について、より詳しいお話をしていきます。
目次
1. ホームページ制作後の管理費・維持費相場
ホームページ制作後の管理費・維持費相場は管理者によって以下のように異なります。
担当者 | 月額費用相場 |
---|---|
自社 | 5,000円以下 |
中小規模制作会社 | 5,000~2万円 |
中小規模or大手制作会社 | 2万~5万円 |
大手制作会社 | 5万円以上 |
自社で行うのであれば5,000円以下で済みますが、その分ある程度の知識で通常だとお金がかかるところを自分達でやっていく必要があります。
一般的な中小規模制作会社に頼む場合は5,000~2万円程度で、しっかりと管理・維持してもらうなら2万~5万円程度になります。
大手制作会社に攻めた集客対策を行ってもらいたいのであれば、5万円以上かかってきますね。
2. ホームページ制作後の管理費・維持費内訳
ホームページ制作後の管理費・維持費内訳は以下のようになります。
代金名 | 代金 |
---|---|
サーバー代金 | 年間:数千~数万円 |
ドメイン代金 | 年間:数百円~数千円 |
SSL代金 | 無料 |
コンテンツ更新代金 | 制作会社で変動 |
監視や障害対応代金 | 制作会社で変動 |
CMS自体のアプデ・メンテナンス代金 | 自社でやれば無料 |
アクセス解析・レポート代金 | 自社でやれば無料 |
SEOや集客のコンサル代金 | 月額:数万~数十万 |
サーバー代金とドメイン代金は必ずかかってくる費用で、それ以外の費用は実は自社で行うことができれば全て無料にできます。
制作会社へ依頼する場合は依頼する制作会社の料金によって異なってくることが多く、特にSEO・集客面は数十万単位になることもあります。
ここからは、上記のホームページ制作後の管理費・維持費内訳に関して、詳しくご説明していきます。
2-1. サーバー代金
ホームページ制作を行い公開する際に必ず用意しないといけないのがサーバーで、制作したホームページのデータを保管しつつユーザーに公開している場所になります。
殆のサーバーでは月額や年間で費用が発生するようになっており、サーバー会社のプランで発生する料金が変化しますが、大体年間数千〜数万円かかります。
かなり本格的なホームページでもない限りは、サーバー会社として勇名なエックスサーバーやさくらレンタルサーバーの低価格プランを利用するのがおすすめです。
2-2. ドメイン代金
制作したホームページを公開する際には住所となるURLが必要となりますが、その中で「◯◯.com」や「◯◯.co.jp」となっている部分がドメインです。
このドメインはレンタルする必要があり、ホームページ制作後公開するためにはサーバーと同じく必ず取得しないといけないです。
ドメインの場合は年間での費用支払いとなっており、こちらは大体数百~数千円の代金がかかってくるようになりますね。
2-3. SSL代金
ネット内でホームページのデータを暗号化してやり取りする仕組みがSSLで、これによりハッカーなどからホームページを盗まれたり改ざんされることを防いでもらえます。
SSLの仕組みはあとから出てきたものなのでこちらを導入していないようなホームページもありますが、2024年現在は導入しているホームページが殆です。
未導入のホームページをブラウザのGoogle Chromからアクセスすると「保護されていない通信」として表示されてしまいます。
こちらはサーバーによって無料で提供しているものがあるので、サーバーの代金を見つつ無料SSLが付属するものを探すのが良いです。
2-4. コンテンツ更新代金
ホームページ制作・公開後は内部のテキスト修正や画像差し替えなども必要になるため、自社・個人でできないとなると依頼することになります。
テキストや画像の修正箇所1つにつき◯◯円や修正時間◯時間〇〇円といったプランを出していることが多いですね。
依頼する制作会社によって料金だけでなく、対応してもらえる内容も異なっているので注意が必要です。
2-5. 監視や障害対応代金
ネット上でホームページを公開している以上、ハッカーなどによって荒らされる可能性があり、そういったことに対応してもらうための代金です。
監視システムの導入を行ってもらったり、まったく関係ないコンテンツが掲載されてしまった際に緊急で対応してもらったりします。
所謂保険みたいなものとなっており、コンテンツ更新と同様制作会社で内容が違っているのでこちらも支払うまえに確認したほうが良いです。
2-6. CMS自体のアプデ・メンテナンス代金
制作後に管理・維持しているホームページにWordPressのようなCMSを使っているなら、CMSの更新に合わせたアプデ・メンテナンスが必要になります。
CMS側で希にセキュリティの穴などが見つかることがあり、そうなった際は極力早めにアプデを行わないと危険です。
このようなCMSに対する緊急の対応といったこともこの代金に含まれています。
2-7. アクセス解析・レポート代金
管理・維持しているホームページにどれぐらい人が訪れたかといったアクセス解析・レポートのデータを出してもらう際にかかる代金です。
制作して管理・維持しているホームページに集客が目的として入っていないのであれば、これは必要ないと考えられます。
アクセス解析・レポートはGoogleAnalyticsなどGoogleから提供されているツールであるため、自社や個人で導入すればこの代金自体はかからないです。
2-8. SEOや集客のコンサル代金
目的としてしっかりと集客を行いたい場合にかかってくる代金で、ホームページ制作の会社が行ってくれることもあれば、制作会社とは別に専門の会社に依頼することもあります。
本格的とまではいかないもののある程度SEOしてもらいたいならフリーランスに月額数万で依頼するようなこともできます。
しっかり本格的な集客を行いたいなら、専門の会社に月額数十万円支払って依頼するといったことも可能です。
3. ホームページ制作後の管理・維持に関する注意点
ホームページ制作後の管理・維持に関しての注意点としては以下があります。
- サーバー・ドメインは自社または個人で管理
- 必要な作業を確認しておく
サーバー・ドメインは自社または個人で管理したほうが良いですし、必要な作業は予め確認しておくのがおすすめです。
下記では上記のホームページ制作後の管理・維持に関する注意点について、詳細を記述していきます。
3-1. サーバー・ドメインは自社または個人で管理
サーバー・ドメインは設定・運用を制作会社に依頼するとしても、契約自体は自社か個人で行い管理したほうが良いです。
制作会社側が所持しているサーバーで公開といった形をとっている制作会社もありますが、このケースだと管理費の支払いを止めた途端に非表示なるといった自体に陥ることがあります。
こうなると復旧のために他の制作会社に依頼する代金がかかったりするので、このような自体を避けるためにも自社または個人での管理がおすすめです。
3-2. 必要な作業を確認しておく
管理・維持費内訳の中で、自社または個人で行えば無料になるものとそうでないものを確認しておくのが良いです。
コンテンツの更新・修正やGoogleAnalyticsが自社や個人でできるだけでも、管理・維持の代金をある程度抑えることが可能です。
自分達ではできなくて依頼しないといけない作業は何なのか、自分達でできる作業は何なのかちゃんと把握しておきましょう。
4. まとめ
今回はホームページ制作後の管理費や維持費の相場と内訳について、より詳しくお話しました。
制作後のホームページ管理・維持の一般的な相場は5,000~2万程度で、全て自社でできるなら5,000円以下も可能です。
また内訳に関してはサーバー・ドメイン以外について、自社でできてしまえるようなものばかりとなっています。
極力自社で行うといった形をとることができれば、かなり安く管理・維持を行うことができます。