ホームページ制作の相場は?WordPress(ワードプレス)構築の概要や費用相場を解説

ホームページの制作を検討する際、必ず耳にする「WordPress(ワードプレス)」とはどのようなシステムなのでしょうか。

この記事では、WordPressの概要や、一般的な費用相場について詳しく解説します。

1. WordPress(ワードプレス)とは?

WordPressは、オープンソースのCMS(コンテンツマネジメントシステム)です。

簡単に説明しますと、Webサイト内の写真やテキストの変更、ブログの投稿から管理などを一括して簡単に行えるシステムです。

PHPというプログラミング言語を基に構築されていて、主にブログやウェブサイトの制作に利用され、難しくなく直感的に操作できることが特徴です。

2003年の登場以来、無料で提供されているものも多いため、全世界で広く利用されています。日本においても、CMS使用率の約8割を占めるほどの人気を誇るシステムです。

2. WordPressでホームページを作成するメリット

ホームページを制作する際、多くの方に支持されているWordPressですが、実際にどのようなメリットがあり支持されているのでしょうか。詳しくみていきましょう。

2-1. サイトのデザインを一から作成する必要がない

WordPressを使用する最大の利点は、豊富なテーマ(すでに完成されているサイトデザインのこと)を利用できることです。

これにより、ユーザーは一からデザインを作成する手間がなくなり、完成されたサイトを短時間で構築できます。初心者でも選択したテーマに内容を追加するだけで品質の高いWebサイトを作成できることが、多くの方に支持されている理由の一つです。

2-2. テーマやプラグインが公開されている

WordPressのテーマとプラグインの豊富さは、柔軟性が高くカスタマイズがしやすいためサイト制作の大きなメリットとなっています。

テーマとはすでに完成されているサイトデザイン、プラグインとはそのデザインに便利な機能を簡単に追加できる拡張機能のことで、ユーザーは目的に合わせてさまざまなテーマから選び、機能性を高めるためにプラグインを追加できます。

これにより、独自の機能を持ったWebサイトを手軽に構築できます。

2-3. SEOを考えられている

WordPressはSEO(検索エンジン最適化)に強いというメリットもあります。SEOとは、ターゲットユーザーが検索した際に自分のサイトが上位表示されるための施策のことです。

基本設定からSEOを意識した構造になっており、プラグインを使ってさらに最適化を図ることも可能です。

また、有料のテーマの中にはさらにSEOに特化したものもあるため、とにかく上位表示してユーザーの流入を増やしたい方にはオススメです。

2-4. CMSで世界No.1のシェア率

順位 CMSの名称 Webサイト全体のシェア率 CMS内でのシェア率
1位 WordPress 43.3% 65.1%
2位 Shopify 4.4% 6.7%
3位 Wix 2.0% 3.0%
4位 Squarespace 1.8% 2.7%
5位 Joomla 1.7% 2.5%

WordPressのもう一つの強みは、そのシェア率です。世界No.1のCMSとして、大きなコミュニティと広範なユーザーベースを持っています。

そのため、利用するユーザーにとって有益な情報やサービスが全世界から多数公開されているため、用途に合わせた運営がしやすいこともWordPressを利用するメリットです。

*参考 CMSのシェアを比較!世界・日本別TOP10、おすすめツール、選ぶポイントも解説

2-5. ノウハウが公開されている

前述したように、世界No.1のシェア率を誇るWordPressには、膨大な量の情報源とサポートが存在しています。

オンラインフォーラム、チュートリアル、サポートガイドは初心者から上級者まで誰もが利用でき、ウェブサイトの構築、運用、カスタマイズに関する疑問や問題を解決するのに役立ちます。

3. WordPressの導入にかかる費用は?

実際にWordPressを導入する際、どのような費用がかかるのでしょうか。主な項目を表にまとめ、項目ごとに説明していきます。

3-1. 主な費用項目

WordPress導入の主な費用項目は以下になります。

 

項目名 料金相場(月額) 料金相場(年額) 備考
レンタルサーバー利用料 900円台〜
5,000円台
13,000円台〜15,000円台 期間限定割引有
ドメイン取得費用 1円〜300円台 1,000円台〜 10,000円台 年間更新費用有
1,000円台〜3,000円台
テーマ購入費用 無料〜20,000円台 9,000円台〜  16,000円台 ほとんどが買い切り
タイプ
プラグイン利用料金 無料〜10,000円台 無料でも十分使える

上記項目ひとつひとつがWordPress構築の際にどのような役割を担っているのかも含め、詳しく解説していきます。

3-2. レンタルサーバー利用料

WordPressを運用するためには、ウェブサイトのデータをホストするレンタルサーバーが必要です。サーバーとは、謂わばサイトが家だとすると、その家を建てるための土地のようなものです。

レンタルサーバーは、サイトの規模やニーズに合わせて選べるプランが多数用意されていて、一般的に月額料金で提供されています。

基本的なプランでは900円台から始まり、高機能なプランでは5000円台になることもあります。

選択する際は、必要なデータ容量やサーバーの性能、サポート体制を考慮することが重要です。

3-3. ドメイン取得費用

ドメイン取得費用は、ウェブサイトのアドレスとなるドメインを利用するための料金です。ドメインとは、サーバーが土地、サイトが家だとするとその住所のような役割になります。

「.com」や「.jp」など、よくみるこの部分がドメインと言われ、誰もが知っている有名なドメインになるほど、それぞれ利用料が変わります。

一般的にドメイン取得には1〜300円台ほどかかります。これだけ見ると取得費用はかなりリーズナブルにみえます。しかし、この後に年間の更新費用がかかってくることを忘れてはいけません。年間の更新費用は1,000円台から3,000円台が相場です。

また、ドメイン名は既に使用されている名前は選べないため、希望のドメイン名が利用可能か事前に確認する必要があります。

3-4. テーマ購入費用

WordPressでのサイト制作において、テーマは見た目と機能性を決定する要素です。

無料テーマも多くありますが、有料テーマを選ぶことでデザインの質やカスタマイズの自由度、SEOの質が高まります。

有料テーマの価格は、一般的に9,000円台から20,000円台の範囲で変動し、ニーズに合わせた高度な機能を持つテーマを選択する場合、それ以上の価格になることもあります。

テーマが提供する機能、デザインの柔軟性、サポート体制を検討したうえで購入することが重要です。

3-5. 有料プラグイン利用料金

WordPressのプラグインは、サイトの機能をより充実させるためにぜひ利用しましょう。通常利用する多くのものは無料ですが、特定の高度な機能を提供する有料プラグインも存在します。

有料プラグインの価格設定はプラグインの種類や機能によって幅広く、年間1,000円台から高いものだと万を超えるものまで存在します。

有料と聞くと少し抵抗がありますが、高度なSEO最適化、セキュリティ強化、マーケティングツールのプラグインなどは、その価値に見合った機能が備わっていますので、自分のサイトの目的やニーズに合致している場合は積極的に使用してみましょうか。

4. WordPress構築はどこに依頼するべき?

WordPressを構築する際、委託する先もしっかり検討しなければいけません。

主な委託先としてはWeb制作会社やフリーランス・個人が挙げられますが、どのような料金設定でどのようなメリットがあるのでしょうか。詳しく解説します。

 

制作元 料金相場 納期
Web制作会社 30万円台〜
300万円台
5営業日〜
30営業日
個人やフリーランス 10万円台〜
100万円台
1ヶ月〜
2ヶ月

*参考 ホームページ制作の作成期間はどれくらい?時間や日数の目安と短縮のコツを紹介

4-1. Web制作会社に依頼した場合のメリットと料金相場

Web制作会社にWordPressホームページ制作を依頼するメリットは、サイトの規模や複雑性に関わらず、専門知識と実績を持つチームが受け持つことで、ワンストップで満足いくサービスを受けられる点にあります。

料金相場は、小規模なサイトで30万円から50万円、中規模サイトでは50万円から300万円、大規模サイトや高度なカスタマイズが必要な場合は300万円以上になることが一般的です。この費用には、デザイン、コーディング、コンテンツ作成、テスト、メンテナンスなどが含まれます。

Web制作会社の利用は、一貫性のあるサポートと技術的な専門性を求める場合や、複雑な機能や特別なデザインが必要なサイトに適しています。

4-2. フリーランスや個人に依頼した場合のメリットと料金相場

フリーランスや個人にWordPressホームページ制作を依頼する主なメリットは、コスパの良さにあります。そこまで複雑なサイト制作でない場合、同じ完成品でもフリーランスや個人の方が価格が低い場合もあるでしょう。

費用相場は、内容に応じて大体10万円から100万円程度になり、小規模なサイトであれば、さらに低コストで制作可能な場合もあります。

フリーランスは運営コストが低いため、制作会社に比べて料金を抑えられる傾向にあります。また、直接コミュニケーションを取ることができるため、細かい要望を反映しやすいというメリットもあります。

ただし、フリーランスに依頼する際は経験、実績、信頼性をしっかりと確認する必要があり、完成後の管理やアフターサポートの面でリスクが伴うことも理解しておく必要があるでしょう。

5. 希望にマッチした制作代行業者を探す方法

情報もしっかり収集し、いざホームページを制作しよう!となっても、実際にどこに依頼をすることが正解か迷う方は多いでしょう。

WordPressの知識と経験を持ち、制作後も長くお付き合いができる業者かどうか、また、金額が適切かどうか悩むとキリがありません。

そこで、企業の比較見積もりが一括でできる「比較王」を利用してみてはいかがでしょうか。

比較王は、利用料金無料でHP制作やLP制作、広告運用やシステムの開発まで、様々な制作をする際に、該当する企業を一括で比較できるサイトとなっています。

一括で比較できるからこそ、もっとも自分の希望に合った会社の選定を、短い時間の中で簡単に行うことができます。

利用料は無料ですので、これからホームページ制作を考えている場合はぜひ、利用してみましょう。

比較王|株式会社プラチナコード

6. WordPressでホームページを制作しよう

この記事ではWordPressでホームページを制作する上での料金相場やWordPressについての概要を解説しました。

これからホームページ制作をする方はこの記事を参考にし、満足いくホームページを制作してください。

また、ホームページを制作する際、料金を比べることはとても重要です。ご紹介した「比較王」を利用し、ニーズに合った依頼業者を見つけましょう。

\ 発注先にお困りなら /

無料で一括見積もり