ホームページ制作にかかる費用はいくら？相場早見表と料金を抑えるコツを紹介

更新日：2024.05.24

「ホームページ制作費用の相場はいくら？」「依頼先によって費用相場は変わる？」などと悩んでいませんか？

ホームページ制作の相場は、依頼先や制作内容によって大きく異なります。費用相場を決めるポイントと具体的な費用相場を知れば、予算内で最適なサイトが制作可能です。

本記事では、ホームページ制作の費用相場を依頼先別で解説します。ホームページ制作以外にかかる維持費用や依頼時の料金を抑えるコツもまとめているため、ぜひ参考にしてみてください。

1. ホームページ制作費用の相場早見表

ホームページ制作の費用相場を依頼先と制作内容別でまとめると、以下の通りです。

依頼先	制作費用
制作会社	・小～中規模のサイト：約10万円～300万円・大規模のサイト：約100万円～
広告代理店	約10万円～300万円＋仲介手数料（20％〜50％）
個人・フリーランス	約10万円～30万円

制作内容	制作費用
独自システムを構築したサイトの制作	約100万円以上〜
オリジナルデザインでの制作	約20万円～100万円
テンプレートデザインでの制作	約5万円～30万円
ランディングページ（LP）の制作	約10万円～50万円
ECサイトの制作	約50万円〜

依頼先だけでなく、制作内容によっても制作費用は大きく変化します。ホームページの制作を依頼する場合、予算に合わせて依頼先を決めるようにしましょう。

2. ホームページ制作の費用相場を決める3つのポイント

ホームページ制作費用の相場は以下のポイントによって左右されます。

• 作りたいホームページの規模
• デザインの複雑さ
• 機能性

たとえば、カスタムデザインを含めると、テンプレートを使用するよりもコストが上がります。CMSのカスタマイズやECサイトとの統合など、特定の機能を追加するとさらに費用が増加するため注意が必要です。

一方、ランディングページ（LP）の制作だけであれば、10万円で収まるケースもあります。目的に応じた適切な機能とデザインを選択すれば、不必要なコストを避けられます。

3. ホームページ制作の費用相場【制作会社の場合】

ホームページ制作を制作会社に依頼した場合、かかる費用相場は以下の通りです。

• 小～中規模なサイト：約10万円～300万円
• 大規模なサイト：約100万円～

ホームページを制作する会社の依頼先によって費用が大きく変動します。主に、実績や対応範囲によって金額が変動することが多いです。

3-1. 制作会社の特徴

制作会社はホームページ制作のプロとして、質の高いサイトを用意してくれます。デザインから開発、運用まで一手に担っている場合が多いため、SEO対策やマーケティング戦略のサポートも依頼可能です。

大規模なプロジェクトや高度な機能性といった要望がある場合、制作会社がもつ専門知識と経験は非常に役立ちます。ただし、高度にカスタマイズされたサイトを制作する場合、100万円以上の投資が必要になる場合もあるため注意しましょう。

3-2. 依頼がおすすめな人

制作会社の依頼は、特に企業イメージを高めたい大企業や独自の機能やデザインを要求する中規模以上のプロジェクトに最適です。長期的なマーケティング戦略を考える企業にとって、専門知識をもつ制作会社への依頼は大きな価値をもたらすでしょう。

制作会社がプロジェクトの初期段階から関われば、目標達成に向けた戦略的な提案を行ってくれます。

4. ホームページ制作の費用相場【広告代理店の場合】

ホームページ制作を広告代理店に依頼した場合、かかる費用相場は約10万円～300万円ほどです。また、仲介手数料として20％〜50％の費用がかかります。

さらに、広告を使った集客サポート費用も発生してしまうため、費用が割高になりがちです。

4-1. 広告代理店の特徴

広告代理店を通じたホームページ制作は、マーケティングやブランディング戦略に重点を置いたアプローチが特徴です。広告代理店はクリエイティブなデザインはもちろん、ターゲットへの効果的なメッセージやキャンペーンの展開を得意とします。

ウェブサイトもマーケティング戦略の一環として捉えているため、ホームページの制作を依頼できます。費用は制作会社と同等か、高めに設定されているケースが多いです。

制作会社と違い作って終わりではなく、ウェブサイトを通じたブランド価値の向上やマーケティング効果の最大化を依頼できます。

4-2. 依頼がおすすめな人

広告代理店への依頼は、ブランディングやオンラインマーケティングを重視する企業におすすめです。新製品のローンチやブランドの構築、オンラインでの顧客エンゲージメントの強化を目指す企業は費用対効果を獲得できます。

単に情報を掲載するウェブサイトを制作したい場合、広告代理店への依頼はおすすめではありません。

5. ホームページ制作の費用相場【個人・フリーランスの場合】

ホームページ制作を個人、またはフリーランスに依頼した場合、かかる費用相場は約10万円～30万円です。社員を抱える企業ではなく個人に依頼する形となるため、費用は安めに設定されています。

5-1. 個人・フリーランスの特徴

個人やフリーランスで活動するホームページ制作者は、直接的なコミュニケーションと高い柔軟性を強みとしています。クライアントの細かな要望に耳を傾け、独自の視点で要望に合ったアイデアを提供できる点が強みです。

そのため、特定のビジョンや独特のスタイルをホームページに反映させたいクライアントから評価されている傾向にあります。ただし、制作会社や広告代理店よりクオリティが下がる恐れもあるため、依頼する際には注意が必要です。

5-2. 依頼がおすすめな人

個人事業主や中小企業など、コストを抑えつつ個性をホームページ上に打ち出したい方に最適です。直接的なやり取りを通じて話し合いを進めれば、細かいニーズに対応してくれます。

また、企業に依頼するよりも融通が利くため、限られた予算内で最大限の価値を引き出したいと考える人にもぴったりです。

6. ホームページ制作以外にかかる維持費用

ホームページを制作した後も、維持には追加のコストがかかるため注意しましょう。制作費以外の費用をまとめると以下の通りです。

項目	内容	月額費用
サーバー	ホームページデータを保存する場所	100円～3,000円
ドメイン	ホームページの住所	100円～5,000円
SSL	通信の暗号化	無料～20,000円
セキュリティ対策	ウイルス対策など	無料～5,000円
更新費用	コンテンツの追加・修正	修正作業の回数や時間によって課金

コンテンツの更新やシステムのメンテナンスには、定期的なランニングコストが必要です。さらに、SEO対策やマーケティング活動のためのコストも計画に含めるとコストが膨らみます。

そのため、制作費以外にも維持費がどれくらいかかるかを見極めてから依頼先を決めましょう。

7. ホームページ制作費用を安く抑えるコツ

ホームページの制作費用を少しでも安くしたい場合、以下のコツを抑えておきましょう。

• 複数の制作会社から相見積もりを取る
• 自身で画像やテキストなどのコンテンツを用意する
• 自分でホームページを制作する

それぞれ詳しく解説します。

7-1. 複数の制作会社から相見積もりを取る

コストを少しでも抑えたい場合、複数の制作会社から相見積もりを取ることが重要です。価格はもちろんのこと、提供されるサービスの範囲や品質も比較できます。

市場での平均価格を知れるため、過剰な費用を避けることが可能です。見積もりを比較すれば交渉の余地も生まれ、自社のニーズに最も合ったサービスを選択でき、無駄なコストを削減できます。

7-2. 自身で画像やテキストなどのコンテンツを用意する

コンテンツ制作は、ウェブサイト制作費用の大半を占める項目です。自身でテキストや画像、動画などのコンテンツを用意すれば、コストを大幅に削減できます。

自社の製品やサービスに関するコンテンツは、魅力あるホームページを構築する上で不可欠です。ただし、自作となると時間が取られてしまうため、予算と相談しながら自身で制作するかを決めましょう。

7-3. 自分でホームページを制作する

初期投資を抑えたい場合、自分でホームページを制作することも選択肢のひとつです。Wixといった初心者向けのサイト制作ツールを使えば、コーディングの知識がなくてもホームページを制作できます。

また、WordPressのようなCMSであればデザインテンプレートが用意されており、手軽かつお得に構築可能です。ただし、自分が思い描くページの制作ができないケースも多いため注意しましょう。

8. まとめ

ホームページ制作の相場は、依頼先や制作内容によって大きく異なります。作りたいホームページの規模やデザインの複雑さ、機能性によって金額が変わるため、予算に合わせて制作を進めることが大切です。

ホームページの制作を依頼する場合は、複数の制作会社から相見積もりをとりましょう。複数社と比較することで、最適な依頼先が見つかります。

ぜひ本記事を参考にして、ホームページの制作を進めていただけると幸いです。