弁護士や法律事務所のホームページ制作をするメリットは?
更新日:2024.05.19
独立をした弁護士の中には、同じエリアにライバルとなる弁護士事務所があるという人もいるのではないでしょうか。
実際、クライアントが少ない弁護士に立ちふさがるのが「集客の壁」で、最も有効な手段が「ホームページを開設すること」です。
そこで、今回は弁護士がホームページ制作をするメリットや、弁護士業界に強い制作会社を選ぶポイントについて解説します。
目次
1. 弁護士事務所にホームページが必要な理由
弁護士への相談を考える人は、交通事故や相続、離婚といった法に関する悩みを解決するため、インターネットで弁護士事務所を探すという行動を取ります。
たとえば、相続で困っている人は、まずインターネットで「弁護士事務所 札幌(エリア)」と検索をするでしょう。
そして、いくつかのホームページを見て、「信頼できる」「相談したい」と思う弁護士事務所を選び、問い合わせをするという流れになります。
つまり、ホームページがあることで、顧客を獲得するための「集客」と「事務所をアピール」するという2つの目的を果たせるということです。
2. 弁護士事務所がホームページ制作をするメリット
この章では、弁護士事務所がホームページ制作をする具体的なメリットについて解説します。
2-1. 弁護士や事務所の特徴をアピールできる
弁護士は、「法に関する相談」を請け負っていますが、実際に相談するには分からないことが多く相談へのハードルは高くなりがち。
そのため、ホームページにあらかじめ、得意分野や強み、実績、事務所の概要などを記載することで、他の弁護士事務所との差別化にもつながります。
ほかにも、ホームページ上でブログや記事のコンテンツを掲載するのもおすすめな方法です。
弁護士を探している人が求めているのは、「相談する内容に詳しい」先生。
つまり、ブログや記事の中で、分かりやすく法律の開設や解決事例などを紹介すると、相談者に対して安心感も与えられる効果も期待できるでしょう。
2-2. 問い合わせ増加が期待できる
ホームページの目的となる集客のもとである、問い合わせ増加にも大きな効果を発揮します。
しかし、ただホームページ制作をするだけでは意味がありません。
相談者がインターネットを使って弁護士事務所を検索した後、上位表示された事務所から目を通すことになります。
そのため、Googleなどの検索エンジンに評価されるよう、SEO対策やマーケティング施策も重要です。
一般的なホームページ制作会社では、弁護士事務所の強みを活かせない事も多いので、弁護士事務所のホームページ制作実績が多い会社を選ぶことをおすすめします。
2-3. 弁護士の採用活動にも使える
弁護士のホームページは、集客以外にも弁護士採用にも活かせます。
事務所を拡大や人材確保のために採用活動を行うと思いますが、求人サイトやエージェントへの利用には費用もかかるのが事実。
しかし、ホームページに採用ページを作成すれば、自動で採用活動を行ってくれる「営業の顔」としても役立ちます。
また、ホームページには、事務所の概要(住所、電話番号)はもちろん、事務所の特徴や理念も記載しているので、求める人材からの応募も期待でき、効率的な採用活動も可能です。
3. 弁護士事務所に強い制作会社を選ぶポイント
弁護士事務所のホームページ制作を依頼するとき、複数の制作会社を比較して選ぶことになります。
この章で紹介するポイントを押さえておくことで、事務所の魅力を最大限に引き出せるホームページ制作に近づくでしょう。
3-1. 弁護士事務所の制作実績があるか
弁護士事務所は、専門的な業界となるので、通常のホームページ制作会社では「特徴」や「強み」をうまくホームページに活かせないことも。
そのため、弁護士事務所のホームぺージ制作実績がどれくらいあるか、ある場合は実績を公開してもらえるかを確認しましょう。
最近では、ホームページ上に実績を公開していることもあるので、事前にチェックしておくとイメージの乖離が少なくなります。
3-2. 士業の業務を理解しているか
弁護士事務所の制作実績があるかにもつながりますが、法律業務への知識がある会社を選ぶことをおすすめします。
たとえば、「多くのホームページを作ってきた」制作会社は、「かっこいい弁護士事務所」のホームページを制作できますが、士業の業務を理解していなければ、本当に集客できるページにはなりません。
そのため、事務所の仕事内容や狙いたいユーザーにアプローチする方法、などの経験がない会社では、本来の目的である「集客」が狙えないホームページになってしまいます。
3-3. SEO・マーケティング施策に強いかどうか
ホームページ制作は、ただ制作するだけではなく、「実際に集客ができるか」が重要なポイントです。
問い合わせ件数が多くても、受任件数がゼロではホームページ制作をする意味がありません。
そのため、上位表示ができるホームページ制作をしたうえで、そのページを運用していくための専門知識が重要となります。
弁護士事務所のマーケティング施策に詳しい制作会社を選ぶことで、ユーザーにアプローチができるホームページ運用が可能です。
4. 弁護士のホームページ制作には欠かせないターゲット設定
弁護士がホームページ制作をするなら、「誰に向けて発信するか」ターゲットを明確にすることからスタートしましょう。
ターゲットを絞る条件 | |
ユーザーの属性 | ・年齢・性別・地域・職業・年収 |
ユーザー種別 | ・個人・企業 |
ユーザーのニーズ | ・検討中ユーザー:すぐに解決したいトラブルがあり弁護士を探している・見込みユーザー:トラブルがあるものの依頼するか迷っている・潜在ユーザー:トラブルはあるが、解決するための情報を探している |
まずは、弁護士が得意とする分野からターゲットを絞ることがおすすめです。
たとえば、相続問題を得意とする弁護士なら、40代以降がターゲットとなることが多いはず。
ならば、SNSよりもGoogle検索を利用することが多いので、広告を売ったり、SEO対策に力を入れるほうが効果が出やすいでしょう。
具体的に考えると、以下のような設定が考えられます。
- 40~70代
- 東京や大阪などの都市部に住んでいる
- ある程度裕福な生活をしており手間をかけるのが苦手
- 子供や孫がいる
- 孫のために遺産を残したいと思っている
- 過去に相続問題でトラブルを経験したことがある
- ある程度お金をかけても信頼できる弁護士に相談したい
- 金融商品や不動産などの投資経験がある
- 事業家や経営者、自営業など、自ら何かのビジネスを営んでいる
- 相続税の支払いに悩んでいる
また、ユーザー種別が個人か企業かによって、デザインや内容にも影響があるため、どちらをメインターゲットにするかは明確にしましょう。
ほかにも、ユーザーニーズにも目を向けなければなりません。
重要なのは、全てのユーザーが「検討中ユーザー(すぐに解決したくて弁護士を探している)」ばかりではないこと。
見込みユーザーや潜在ユーザーは、「すぐに相談しよう」とはならないので、ブログや記事のコンテンツで「トラブルの知識」や「事務所のメリット」を伝えることで、「相談したい」という気持ちに誘導することが求められます。
5. 弁護士事務所がホームページに記載する内容
弁護士事務所のホームページには、専門性や信頼性をユーザーにわかりやすく伝えられるかが重要なポイントです。
そこで、弁護士事務所のホームページで欠かせない内容は漏らさず記載するようにしましょう。
記載する内容 | 詳細 |
事務所の情報 | ・事務所の所在地・アクセス方法(最寄り駅) |
問い合わせ方法 | ・アクセスフォーム・メールアドレス・電話番号 |
弁護士のプロフィール | ・学歴・得意分野・実績(解決事例)・弁護士になった理由(信念) |
提供するサービスと料金体系 | ・対応サービスの説明・料金表 |
すべて大切な要素ですが、オリジナリティーが出やすいのは「弁護士のプロフィール」。
弁護士選びをするとき、どのような深淵があるのか、得意分野が個性が出やすく、ユーザーも気になるポイントです。
他の弁護士事務所と差別化するためにも、力を入れて記載しておきたい内容と言えます。
6. 弁護士事務所はホームページ制作をして競合他社から集客を勝ち取ろう:まとめ
弁護士事務所は、ホームページ制作をすることで集客面や採用面で競合他社との差別化をすることが可能になります。
逆に言うと、ホームページがある事務所が多い中で、いかにオリジナリティーを出せるかが重要なポイントとなります。
そのため、ホームページ制作も弁護士業界に精通している業者を選ぶことが必要です。